2009年09月29日

自分の軸を持つ

 実は、この数ヶ月というもの、仕事に集中しきれない状態が続いていました。
 なかなかタスクに着手する気になれない、なんとかタスクを開始しても気が散っているので、タスクの完了までにひどく時間がかかる、という具合です。
 
 とにかく非効率なので、自分でもどうにかしたいと思っているものの、結局どうしようもできないでいました。対症療法として、「タスク管理をしっかりしよう」と心がけたりもしてみたのですが、集中力の劇的な回復は得られていない状態です。(ちなみに、タスク管理については、このブログに記事も書きました・・・こちらです)
 
 そこで、対症療法ではなく原因を絶とう!ということで、集中力減退の原因を考えてもみました。
 しかし、「今まで仕事一色だったが、読書、診断士関連の活動、ブログ書きなど、興味と活動の幅が広がった分、仕事へのモチベーションが薄まってしまった」、平たく言うと、「以前より仕事が面白くなくなってしまったから」、というような、あまり嬉しくない、身も蓋もない解に行き着いてしまうのでした。

 そんなときに読み返した本が『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス』という本でした。

 実は、先述のタスク管理に関する記事を書く際に、この本にあった情報を参照したいと思って読み返したのでした。
 とはいえ、そのときは、「間食するならナッツやフルーツにすべき」という、タスク管理や集中力とは直接関係のない情報を確認したかったのですが。

 とにもかくにも、ナッツやフルーツについての記述を読んだ後、その本をぱらぱらとめくっていたら、アンディーという男性についてのエピソードが目に留まりました。
 
 要約すると、こんなエピソードです。
 「アンディーは、これまでほとんどずっと仕事への情熱を感じていたが、あるときから、朝起きて会社に行く気すら起こらなくなってしまった。
 しかし、アンディーの転換点となったのは、自分にとって最も大切なことは何なのかを考える作業だった。彼の大事にしたい基準は、粘り強さ、誠実さ、創造性などだった。
 それ以来、自分の今やっていることは自分の価値基準に合っているか、とアンディーはいつも自問している。こうした価値基準に立ち返るようにすると、「なぜこんなことをしなくてはならないんだ」と思わずにすむようになった。」
 
 このエピソードを読んで、「もしかすると、私の集中力の欠如は、自分にとって何が大切かをきちんと認識していないからではないか」と思い当たりました。

 自分の価値基準を持っていないため、環境が変化すると、”なぜ自分はそれをするのか”を見出せなくなり、仕事への情熱をコントロールできなくなる。仕事への情熱量を一定にキープできない結果、注意散漫に陥ってしまう。
・・・説明がつきます。

 そこで、この本に倣って、私が大切にしたい5つの価値基準を考えてみることにしました。
 考えた結果出てきたのは、家族、成長、静かな自信、明るさ、謙虚さ、の5つの価値基準です。

 この本では、これらの価値基準をベースに更に「ビジョンステートメント」を書くことを薦めています。そこで、本の例を参考にしながら、私のビジョンステートメントを以下のように書いてみました。

 「常に成長していこう。そのために、具体的な目標を設定しチャレンジする環境を作る。チャレンジの過程で困難に直面したときこそ、明るく、謙虚に行動しよう。こうして達成した成長が積み重なって、静かなゆるぎない自信につながることを思い描こう。
 このチャレンジと成長は、家族の存在があってこそ達成できることを心に留め、家族に感謝をしよう。」
 ・・・本の力は偉大です。なんかそれらしいのが書けました。笑

 けど、沸き立つものがイマイチ不足している感じがします。
 自分の拠り所は何なのか、真の「軸」は何なのか。もっともっと自分に問いかけなくてはならなさそうです。
 
 現在、いつも頭の片隅で答えを探している状態です。
 不思議なもので、友人がたまたま薦めてくれた本や、同僚や上司との会話、イヤだなと思って始めた仕事の中・・・など、色々なもののなかにヒントが少しずつ隠れていることに気づきます。

  とはいえ、まだ、確固たる答えは見つかっていません。
  あとちょっと!のような気もするし、まだまだのような気もする。でも、気持ちは少しポジティブになったかな。

タグ:目標
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2009年09月21日

南場さんと勝間さんの講演を聴きました

 連休前の9月18日、午前半休を取って、有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた 「イノベーションジャパン2009」 に行ってきました。お目当ては、株式会社ディー・エヌ・エー 社長の南場智子さん、経済評論家の勝間和代さんの講演です。
10:00〜11:00が南場さんの講演、11:30〜12:30が勝間さんの講演でした。
ビジネス界で大活躍する女性、奇しくもそろってマッキンゼー出身、というお二人の講演を並べるとは、主催者側も大したものですが、その思惑は的中?し、3日間の開催期間中、この日の基調講演の集客は圧倒的だったようです(イノベーション・ジャパンHP参照)。

 そんな大人気のお二人ですが、そのプレゼンはとても対照的でした。

 南場さんは、パソコンの置かれた演台から一歩も動きません。ボディアクションといえば、レーザーポインタ(赤色)で、後方のスクリーンを時折指し示すくらいだったように思います。
 全般的にゆっくりとした、乱れぬ口調で話されますが、序盤から徐々にボルテージをあげ、講演終盤では熱いメッセージがしっかり伝わってきました。
 プレゼン資料は、ご自分の会社のテンプレートを使用されていました(DeNAのロゴあり)。
 資料自体は、もしかしたら南場さんに代わってどなたかがベースを作成されたのかも、と感じました。(話しながら一瞬だけ次のスライドへ一回送ってから、すぐに元のスライドに戻るということを、とても自然にですが、何回もされていました。おそらく、次のスライドに、何が書かれているか確認するためだと思います。)
 写真・グラフ・文章・絵がうまく使い分けされ、各スライドから目に入ってくる情報量は、多くの聴衆がちゃんと理解できる適切な量です。
 5分ほど残して、講演を終了されました。

 勝間さんは、ワイヤレスのマウス+レーザーポインタ(緑色)を携帯し、演壇を左右に動き回りながらのプレゼンです。
 やや早めの口調で、最初から最後まで一貫した高いテンションで進行されます。ただ、ご本人は講演後に、「風邪を引いていて、声がつらかったです。聞き苦しかったかも、すみません。」とtwitterでつぶやいていらっしゃいました。
 プレゼン資料は、マイクロソフトに標準装備されているテンプレートを使用されていました。内容は、ご自分で作成された内容だと思います。1スライドあたりの字数は多めで、グラフも多用されています。絵は少なめでした。写真はあったかな??記憶があいまいです。
 5分ほどオーバーして、講演を終了されています。

 私は、お二人のお話を実際にお二人がいるその場で聴いたのは初めてでした。
 とはいえ、勝間さんについては、著作は何冊か読んでいますし、ご自身がお話されているポッドキャスト「Book Loevers」も時々聴いているせいか、想像していた通りの方だと感じました。
 女性らしくて、素直で、可愛らしい方に違いない、と思っていましたが、その印象は更に強くなった感があります。

 一方、南場さんは「豪快かつ緻密な女社長」というイメージだったのですが、そのイメージを上回る強烈な印象でした。
  なんというか・・・”勇ましい女神様”、でしたよー、私には。

 376億円の売上げを上げる上場ベンチャーの社長としての、男社会にちゃんと受け入れられる冷静な話し方。それなのに、その話し方には、ちゃんと温度があって、最後には熱いメッセージまで発信するなんて、勇ましい女神様、としか言いようがありません。

 南場さんは、言っていました。

 「日本のケータイ文化を世界に拡げたい。今がそのとき。」
 「発信したい、創造したいというニーズはユニバーサル。」
 「ローカライズには謙虚に対応するが、基本的ニーズは元来持っているもので対応できる。」
 「日本の市場が中途半端にデカイから、日本だけでもいいような気になってしまう。けれども、市場は米国のほうが大きいし、米国のベンチャーは最初から世界戦略を立てている。」

 こんな女神様のお言葉の数々が琴線に響きまくってしまった私は、その術中にはまるかのようにDeNAの誇る”モバゲー”にユーザー登録してしまいました。
 アバターも、全身+背景ばっちり着替えましたよ。ちなみに、慣れないおねえさんにとって、大変な作業であったことは付記しておきます。

 あ、それから、勝間さんが講演中に紹介されていた『小悪魔 ageha 』という雑誌も買ってみました。
 勝間さんいわく、「キャバ嬢向け雑誌。非常に良く練られており、実売30万部以上という脅威の実績を持つ雑誌」とのことなんですが・・・

 いやー、この雑誌が、また、すごいんですよ。
 この日は、帰りの電車でドラッカーを読むはずだったのに、このagehaを熟読してしまいました。agehaおそるべし。
 まず、全ページ、きらんきらんにスパークリングしていてまぶしいことこの上ありません。モデルの皆さんは、パッチリ&デカ目+塗り物のような肌感で、ひとまず全員同じ顔に見えます。皆さんの ”つけま”=つけまつげ の長さを足したら、東京ー大阪くらい軽く制覇できそうです。

 知らないことなんて、まだまだまだまだ沢山あると強く感じさせる一冊でした。
 
 と、まぁ、そんなこんなで、素敵な女性お二人に色々とインスパイアされたところ、なぜか若者文化に無謀にも飛び込む、という結果になっております。

 P.S.1 お二人の講演のタイトル・内容については、イノベーション・フォーラムHP内に掲載されていますのでそちらをご覧下さい。

 P.S.2 勝間さんのブログは有名ですが、南場さんのブログ「DNA of DeNA」も、私は大好きです。面白くて、過去ログまで見に行ってしまいます。

posted by hana at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 会社員生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

twitterがすごいのだ:後編

 今日も昨日に引き続き、twitterについてです。
「twitterがナゼすごい?(後編)〜twitterの威力を垣間見た件」と題してお送りしたいと思います。

 昨日は、twitterで何人かの見ず知らずの方がフォローしてくださり、その方々を私もフォローさせていただくことにしたところまでを書きました。

 さて、この”フォロー”を開始すると、フォローした方たちのつぶやきが大量に自分のtwitterページに表示されるようになります。
 それらのつぶやきを眺めていると、つぶやきは大きく2種類に大別できるようでした。一つ目は、日常生活全般についてつぶやく「私的つぶやき」。二つ目は、「こんな面白い情報がこのサイトに載ってたよ」といった「口コミつぶやき」です。
 私は、twitterを始める前は、なんとなく「私的つぶやき」が大半を占めているのだろう、と勝手に想像していたのですが、実際には、「口コミつぶやき」の数がとても多いことに驚きました。

 そして、そのような「口コミつぶやき」の中に、ここ最近ずっと求めていた情報が、ザクザクと入っていることに気がつきました。
 私が求めていた情報とは、「今何がネット社会で起きているのかを知ることのできる情報」「ネットの価値を体感できる情報」です。

 ごく最近まで、私は、わからないことがあったらGoogle検索する程度の、”一般ネットユーザ”でした。はてなも、Flickrも知りませんでした。
 それが、ここ最近の一連の読書の中で、「もしかして、ウェブというものは、私が認識しているより、ずっとずっと、すごい仕組みなのではないか」「ウェブの価値をきちんと知りたい!!」と思うようになりました。(その辺の経緯については、コチラに書いております。)

 しかし、いかんせん一般ネットユーザがネット知識を独力で蓄えるのは、とても時間がかります。やはり、ヘビーなネットユーザさんのネットの使い方を見て、自分も同じようにサービスを使ってみるということが一番効率的です。

 ところが。ヘビーネットユーザさん。ネットおたくさん。オープンソース開発者さん。私のまわりには、皆無なのでした。仕方なく、地道に自分でネット世界の探索をしていました。

 それが、twitterに参画してみると、ヘビーネットユーザさんと思われる方々が、ネットに関する膨大な「口コミつぶやき」をしてくださっているではないですか!! twitterの手軽さもあるのか、皆さん最新情報をすごいスピードでつぶやいています。

 こういったネットに関する「口コミつぶやき」から、独学?では1ヶ月分くらいかかってやっと得られる情報を、twitterを開始してからのこの2週間で得られたように感じます。
 例えば、Web上で提供されているサービス・・・IddyLast.fmBrightKite、といったサービスの存在をこの2週間で初めて知りました。どれも有名なサービスなのだと思いますが、一般ネットユーザは知らないんです。一般ネットユーザの世界にいると、これらのサービスに触れる機会は、そう頻繁にはありません。
 
 その意味では、今のtwitterは、私のような一般ネットユーザーが、ヘビーネットユーザーさんからネット知識を学ぶには最適の環境、といえるかもしれません。
 今のtwitter環境は、一般ネットユーザーとヘビーネットユーザーがセグメント化されずに、ほどよく混ざり合えるmelting pot(るつぼ)の状態になっているイメージがあります。なぜか、ヘビーネットユーザさんが私のような一般ネットユーザをフォローしてくださったのもその一例です。
 もうちょっとtwitter人口が増えると、もしかしたら今よりもユーザのグループ化が進んでしまうのかもしれません。わかりませんが・・・

 とはいえ、「ヘビーネットユーザさんからネット情報を学びたい」というのは、かなりニッチなニーズであり(笑)、twitterの威力を語るには充分ではないですよね。そこで、twitterの威力を体感したもう一つの場面をご紹介させてください。

 私は、このブログに新しい記事をアップしたら、自動でtwitterに更新情報が飛ぶように、twitterfeedという機能を使っています。
 すると、そのtwitterに表示されたブログ更新情報を経由してブログを読んでくださった方が、
 “なんかいい話だな〜 RT: @hanatorax: 日産GT-Rと我が家の関係 http://bit.ly/nhF87
 と私のブログに関する感想をつぶやいてくれたのです。
 全く見ず知らずの方が、twitterからの情報を基にこのブログを読んでくれて、いい話だな~とつぶやいてくれた・・・ホントにとても嬉しかったです。
 
 そして、別のことにも気づきました。
 この感想をつぶやいてくだった方をAさんとします。Aさんの感想は、Aさんををフォローしている全員に伝達されます。もしもAさんをフォローしているBさんが更に、私の記事に関する感想を言ってくれたら、Bさんをフォローしている人全員にも伝達されます。
 もしも、Aさんをフォローしている人が100人、Bさんをフォローしている人が50人だとしたら、150人の全く見知らぬ人に対して私のブログ記事の感想が配信されることになります。しかも一瞬で。

 すごいことだと感じました・・・コレ。twitterの口コミパワーのすごさを具体的に想像できる経験でした。

 これだけの口コミパワーがあれば、当然ながら、企業もtwitterを活用しますよね。
 twitterを活用する企業も実在します。例えば、「Dellは80を超えるアカウントを運用する最も先進的なtwitter活用企業」とのこと。一般ネットユーザな私は、そういう流れすら認識していませんでした。反省です。

 日本企業にもtwitterを広めようという活動はあるようです。
 確かにtwitter導入には、コストも手間もかからないし、診断士2次試験でも、「twitterを活用した顧客関係維持、販売促進活動の実施」なんていう回答が普通になるも近いのかもしれません。
 

タグ:twitter
posted by hana at 04:07| Comment(6) | TrackBack(0) | Web Tips | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする