2009年12月08日

昨年の診断士口述試験の雰囲気をお伝えします

 今週金曜日はいよいよ、中小企業診断士2次筆記試験の合格発表ですね。
受験生の皆様はそわそわ、落ち着かない時期ですね。

 私は、昨年口述試験を受けました。今日は、まだなんとか記憶に残っている口述試験の雰囲気を書いてみたいと思います。受験生の皆様のお役に立てば嬉しいです。

 まず、 これが口述試験の受験票です。あっさりしてますよね 笑口述試験受験票  
 この受験票を見て、真っ先に注目したのは、
 1. あなたの口述試験の開始予定時間
   午前11時12分(予定)

 ・・・です。
 なんじゃこりゃー?? と思いましたね。ナゼ、11時12分?
 すごーく細かい割に、(予定)、なのも気になる。

 更に、興味を惹かれたのが、
 2.口述試験の班番号
    第 21 班

 ズバリ、「班」です。しかも21。
 小学校以来、班を形成したことはありません。しかも、その当時、班は6班くらいしかなかった。興味をそそられます。

 こうして、様々なナゾをばら撒かれつつ、当日を迎えました。
 受験票裏面の注意事項には、「試験開始予定時間の30分前までに集合し、受付を済ませてください。」と書いてあったので、11:12分開始の私は、10:15分くらいには会場である明治大学に到着したように思います。

 ちなみに、9:30分くらいには御茶ノ水駅前のスタバで最後の見直しをしつつ、「診断士試験勉強のために、スタバで何杯カフェアメリカーノを頼んだことか。でも、この試験勉強のために飲むのは・・・今日で終わり!!、と、楽しい妄想にふけっていました。
 毎朝、スタバで朝勉させていただいておりましたものですから・・・カフェアメリカーノは、エスプレッソをお湯で薄めたもので、本日のコーヒーよりも薄く、トイレが近くならないのでお勧めです。
 
 さて、受付をする際に、まず、第21班のナゾが解けました。
 それまで私は、11:12分開始の人たちが第21班なのかな、と勝手に想像していたんです。
 でも、実際は違いました。
 記憶が定かでないですが、どうやら班は全部で21班あり、私はたまたま、その最後の第21班でした。
 そして、これは、21組の面接が同時平行で行われている、という意味だったんです。つまり、11:12分開始の面接は全部で21組あって、私はその21組目に入っていたわけです。

 そして、妙に細かい開始時刻、「11:12分」。
 正直、私は、「こういう面接とかって、大概時間が押すから、私の開始は、早くても11:30分だろうな。いやー、早めの時間でよかった。夕方になればなるほど押して、ずれまくるよね、きっと。」なんて思っていたんです。

 ところが。
 現場では、ものすごく精度の高い流れ作業システムが構築されていまして。
 なんと、時間ぴったり、11:12分に開始しました、私の面接。

 どういう流れ作業か、を書くのは、ちょっと面倒なので割愛させていただきたいのですが(スミマセン)、ぜひ、受験される方は、その流れ作業の美を堪能してきてください。
 時間通り物事を進める、ってとても大変なことだと思うんです、ほんとに。運営管理だとか、事例3だとか、ダテに出題してませんぜ、っていう感じでした。

 その流れ作業において重要な役割を占めるのが、待合室となっている教室から、口述試験が行われる別の教室まで連れて行ってくれるおじ様たちです。もちろん診断協会の方々だと思うのですが、紺のブレザーに懐中時計、といういでたちが多く、「やさしいおじ様」という雰囲気を漂わせています。各班に1人、このようなおじ様がついていらっしゃいます。

 私の班のおじ様は、チャっと、懐中時計を取り出して、「じゃあ、そろそろ行きましょうか」と言って、私を待合室から連れ出しました。
 会場である明治大学リバティタワーは、エスカレーター装備のピカピカビルです。当日は、リバティタワーの何フロアかが借りられていて、私は、おじ様について、エスカレーターを使って上のフロアへ向かいました。上のフロアでは、各教室が1つの班の面接会場になっているらしく、エスカレーターに乗っている間、各教室の前に、自分の番を待っている受験生が座っているのが見えました。

 おじ様は、私を第21班の面接教室に連れてくると、やはり、教室の前の椅子に座るように言い、しばらく一緒にいてくれました。二言、三言、会話したように覚えています。そして、また、チャっと懐中時計を取り出して「それでは。」と言って去っていきました。

 ここで、緊張感マックスでしたねぇ。
 リバティタワーの1フロアはそれなりに広く、見渡す限り、他の受験生がまばらに、でも一様に緊張した面持ちで座っているだけで、あとは「しーーーーーん」と静まりかえっています。

 すると、その静寂を破るかのように、ドアの開く音。続く、「ありがとうございました」という声。
  口述試験の終わった受験生でした。
 この受験生の皆さんたちがですね、皆さん一様に、満面の笑み、なんですよ。完璧、一人ニタニタ笑いにカテゴリーされます。
 普段なら、ただの変な人ですが、「わかる、わかるよ。ニタニタ笑う資格がある、あなたには。」と素直にエールを送る気持ちでいっぱいでした。お陰でちょっと和んだし・・・

 そうこうしていると、私の番になりました。
 ここから先は、他の方もいろいろ様子をブログなどに書かれているので、そちらを参考にしてくださいませ。

 そうそう、一つだけ、書きたいことが。
 受験生は椅子に座るように言われますが、机はその前にありません。
 机がないということは、身を隠すものが何もないということです。こういう状況ではカラダが本能的に緊張します。
 姿勢を正して、でも、腕・肩はリラックスして!
 手は心をストレートに表します。面接中、変に握り締めたり、指を動かしたりしないよう、男性は軽く握って両膝の上に。女性は、手を重ねて置くといいと思います。
 女性は、スカートならば、特に脚をキレイにそろえて座るのも忘れずに!
 
 今年の口述試験は12月20日ですね。
 皆様が、口述試験後、満面のニタニタで教室を後にできますように。

※ 私の所属する中小企業政策研究会で口述試験対策が開催されます。
口述試験を受験される方は、ぜひ、ご参加ください。

【日時】2009年12月13日(日) 15:00〜16:50 (14:30開場)
【場所】豊海区民館3号室(都営地下鉄大江戸線勝どき駅下車A3出口 徒歩10分)
【定員】15名

 詳細につきましては中小企業政策研究会のウェブサイトをご参照ください。
 2009年12月11日(金)10:00より、受付開始となります。

 

2009年10月09日

2次試験当日に、実力値Maxです!!

 中小企業診断士2次試験を受験する皆さまへ

 2次試験まで、残すところ2週間ほどになりました。

 試験2週間前というと、私は予備校での最後の授業を受けていました。確か、その予備校オリジナルの事例を解く答練でした。

 最後の腕試しの機会だったので、できれば、今までの勉強の成果を感じられるような、気持ちのいい回答を書きたいなぁ・・・と思っていたのですが。
 結果は散々でした。なはは。

 それなりにしょげ返り、反省もしました。
 でも、「もうダメかも」などと弱気になるることはなく、「まだ2週間ある。淡々と勉強を続けよう」と考えました。

 そんな自分の気持ちの拠り所になったのは、2次試験を5回以上受験して合格された予備校講師の方のお話です。
 
 当時、私は、「勉強を積み重ねていけば、どこかのタイミングで”コツ”をつかむことができ、以降はスイスイと事例問題を解けるようになるのではないか」、と想像していました。
 そこで、その方に、「ブレークスルーはいつ頃来たのですか?」と質問をしたのです。
 すると、答えは、
 「ブレークスルー・・・最後の最後までなかったですね。」
 という予想外のものでした。

 私にとって、2次試験勉強とは、一進一退の勉強でした。
 何かを掴めたかな、と思っても、前掲の答練のような場で、ダメダメな結果になってしまう。そのたびに、一喜一憂していました。

 けれども、その講師の方のお話を聞いてから、以下のように考えるようにしてみたのです。
 
 ・ 3歩進んで2歩下がりながらも、必ず1歩進んでいるはず。だから、毎日3歩進む努力を淡々と続けよう。
 ・ 途中の成果は関係ない。勉強を積んでいけば、2次試験を受けるときが、Maxの実力値だ。
 ・ 何よりも、成果が出ないから、と一喜一憂してコンスタントな歩みを止めるのはやめることにしよう。


 結局、試験前日まで「これでいける!」なんて確信を持てたことは一度もありませんでしたが、決めたペースを乱さず、毎日の勉強を続けました。

 私の勉強スタイルは、
 ・ 平日は、出勤前にカフェで80分+通勤時間の往復2時間で勉強。
 ・ 土日は、予備校の自習室で10:00−17:00まで勉強。
 というものでした。

 仕事が立て込んだり、家庭の事情もあったりで、平日夜にコンスタントに勉強することは難しく、このスタイルが、毎日必ず続けられる、ギリギリの勉強スタイルでした。

 試験前日の土曜日も、いつもどおり17:00まで予備校の自習室で勉強しました。
 手をつけられなかったことは沢山あったけど、できる限りのことはした。明日の自分は、今までの中で一番実力がついている。
 ・・・そう感じることができて、妙にさわやか〜 に自習室を後にした覚えがあります。
 
 2次試験を受験される皆さま、残り2週間、小さな結果や成果に一喜一憂することなく、コンスタントに勉強を続けて、実力値Max!!で当日を迎えてください。

 ガンバレ!

2009年08月12日

2次試験:事例Wへの取り組み

 診断士2次試験の事例T、U、V、Wすべてにおいて成果があがらない場合、なぜか、事例W(財務)の苦手意識だけが抜きん出て高まる傾向があるように感じるのは私だけでしょうか。
 実際、他の受験生の方からも、「事例Wはどうも苦手で・・・」という声は頻繁に聞きました。
 事例Wは、解答のグレーゾーンが狭く、他事例と比較すると、初学者の自習でも正解・不正解がはっきりわかります。そして、はっきりとした不正解が続くと、「できていない」と言う気持ちが増殖し、苦手意識が高まりやすいのかもしれませんね。

しかしながら、そもそも事例Wの出題対象は、1次の財務・会計で学習した内容とバッチリかぶりますので、1次に合格された皆さんなら、必ず事例Wを解く潜在能力はあるはずなのです。

 ならば、いらぬ苦手意識を持たないようにするために、事例W(財務)については、じわじわと理解を重ねていく勉強方法ではなく、早期に短期集中で勉強⇒レベルアップする、という勉強方法はアリなのではないかと思います。

 かくいう私自身も、ずっと事例Wへの苦手意識を持っていました。
 しかし、「事例Wは覚悟を決めて一気に取り組めば出口が見えるかもしれない」と、ようやく気がつき、9月最後の週末を「事例W祭り」とすることにしました。
 その週末は、朝から晩まで、ひたすら、事例Wの過去問と、財務の練習問題(後述の問題集を使用しました)のみを解き、あいまいな理解の箇所については、きちんと時間を割いてテキストを読みました。
 また、間違えた問題・解答できなかった問題については、祭り期間終了後にも、おそるべき執拗さ(^^)で繰り返し解くようにしました。
 こうして、なんとか2次試験本番までには、苦手だった事例Wも、「落ち着いて取り組めば、平均点は取れるはず」、と思えるようになりました。あのタイミングで「事例W祭り」していなければ、手遅れだったと思います。

 皆様の中で、事例Wがどうも苦手科目だ・・・という方がいらっしゃいましたら、「事例W祭り」のような短期集中型勉強を、なるべく早い時期に実施してみることをオススメします。

  とはいえ、事例T〜Vの勉強時間はしっかりと取らなくてはならないので、事例Wだけに時間をかけすぎてはいけません。あくまで、事例Wについては、早期に平均点レベルへ持っていき、あとはそのレベルをキープする、くらいでちょうど良いのではと思います。

 以上、受験ノウハウ的なことばかり書いてしましたが、何より事例Wに苦手意識なしに取り組めるようになると、色々と楽しいことがあります。
 財務諸表をさっと見られるようになりますし、ビジネス誌の記事への理解度合いも全く変わってきます。大げさかもしれませんが、物事の見え方が変わって、自分が脱皮する感じが得られますよ〜。
試験のためだけの勉強じゃ、つまらないですよね^^

最後に、本のご紹介です。
私は、事例Wについてだけは、過去問だけでなく、問題集を平行して解くようにしていました。『ロジックで解く中小企業診断士試験財務・会計問題集』という問題集です。
本書は、私に診断士試験の受験を薦めてくれた、るーくんからの推薦図書でした。

【この問題集の特徴】
・ 会計で26問、ファイナンスで22問が載っています。
・ 1次試験・2次試験どちらにも適した内容です。
・ 問題解説のページが充実しています。解説はロジカルで、図表も多く、ただ問題を解くだけでなく、体系的な理解を進めることができます。

私は、ファイナンス部分があまり得意ではなかったので、本書のファイナンスのセクションの問題を中心に解くようにしていました。良書です。