2009年07月23日

織田さん主催の研究会

週末に、織田隼人さん主催の研究会に参加してきました。
この研究会(チーム)も、以前ご紹介したHRCチームやT3チームと同じく、中小企業政策研究会に属するチームの一つです。

織田隼人さんは、沢山の本を出版され、ご自分の事業も展開されています。もちろん中小企業診断士さんでもあります。

今年の4月。
中小企業政策研究会の新入会員向けの説明会がありました。各チームのリーダー・メンバの皆さんがチームの活動内容を説明してくださいます。
説明会も後半に差し掛かり、私はその時点で、HRCチームとT3チームにぜひ参加したいと考えていました。「2つも参加したいチームがあって、やっていけるのかな・・でもせっかくだから参加してみようか。」というようなことをぼんやりと思っていました。

そんなときに登場されたのが、織田さんでした。
花柄シャツ(バラだったかな)を着た織田さんは、特大フォント(推定115ポイント以上)のプレゼン資料でチームの説明を開始しました。
もう、目は釘付けです。
更に、朗らかに「実は、プログラミングコンテストで優勝しているんです」とおっしゃるではありませんか。

天才系の方だわ・・・ と思い当たりました。
天才系、すなわち、自分はどう逆立ちしても持つことのないものをお持ちの方々です。

こうして、私は、3つ目の研究会に参加することを決意しました。

織田さんは2種類の研究会を主催されていますが、私が参加させていただいているのは、『織田さんの事業をコンサルする』という研究会です。
織田さんご自身が診断士なので、コンサルティングは必要なさそうなのですが、事業運営にあたり、第三者の意見を聞いていきたい、という趣旨でした。

5月に第1回目が開催され、この週末は第2回目の開催でしたが、どちらの研究会でも、共通して経験したことがあります。
それは、「自分の思考がいかに凝り固まっているか気づいた」、という経験でした。

私は、B to Bのお客様を対象とした仕事をしてきました。私のお客様も企業だし、お客様のお客様も企業です。かかわる人は全員、企業に属した人=会社員です。
一方、今回のコンサル対象となっている織田さんの事業は、ネット関連のB to C事業です。事業のお客様(ユーザ)は、幅広い層の個人となります。
第一回目の研究会では、私が考え付くことは、どれもこれも、企業や会社員を想定した内容になっている、ということに気がつきました。B to Cで考えてみよう!とトライするものの、思考がフリーズします。なんだか情けなくなりました。

第二回目の研究会では、自分がハイテク・マーケティングの考え方を、全く活用できていないことに気づきました。ハイテク・マーケティングとは『キャズム』という本で紹介されている考え方で、私はこの考え方にいたく感銘を受け、ブログに記事まで書いていました。(記事はこちらです。)
今回の研究会の対象となっているの織田さんの事業は、サービスを開始して間もない新しい事業です。ハイテク・マーケティングの考え方では、「イノベーター」ユーザをターゲットにしたステージにあるといえます。
それにもかかわらず、自分が発言したアイディアは、「アーリー・アドプター」や「アーリー・マジョリティー」ユーザをターゲットにした段階の事業向けのアイディアでした。この思考回路の原因は、私自身が、「アーリー・アドプター」以降のお客様としか対峙したことがないからだ、と思い当たりました。

どちらの経験も、自分の経験したことのあるフィールドで考えてしまうクセがついてしまっていることに起因しています。こういうクセは、的外れな発言や考え方につながってしまいますね。
せっかくのチャンスなので、この研究会に参加するときには、特に意識して、「柔軟な思考」にチャレンジしてみます。

と、こんな風に、自分に対して「あーあ」と思う回数の多い研究会ではありますが、天才系の織田さんに導かれるように、自分の知らない世界に踏み込んでいく感覚には、ワクワク感があります。

posted by hana at 01:59| Comment(7) | TrackBack(0) | 中小企業診断士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

研究会参加!〜 HRC&T3

今日は、中小企業政策研究会に所属するHRCチームT3チームの研究会に参加してきました。

HRCチームは、netplusさん主催のチームで、「企業研修を創り上げる」ことを活動目的としています。メンバは各自で研修を企画し、実際にコンテンツを作成していきます。

今日のアジェンダは、「各自の今年度の研修テーマを発表する」というものでした。
まずは、すでにプロとして研修を実施されているお二人のメンバ、株式会社IACの秋島さんと、熱血さんが、ご自身の研修案の創り方についてお話してくださり、その後に、8名のメンバが10分ずつ、各自の研修案をプレゼンしました。

共通項は「中小企業診断士である」「研修を創りたい」というだけで、バックグラウンドは全く異なるメンバが集まっています。
当然のことながら、プレゼンされた研修案は、ファシリテーション、営業、マーケティング、脳!・・・と多岐にわたっており、とにかく聞いているだけでもとても楽しかったです。

私も、お時間をいただき、「自分がITパッケージ導入コンサルとして、もっと経験が浅かった頃に、こんな研修があればよかったな」という視点に基づいた研修案を発表させていただきました。
素晴らしいのは、発表した研修案に対して、チームリーダーのnetplusさんをはじめ、メンバの皆様から、その場ですぐに貴重なアドバイスをいただけることです。
皆様からのアドバイスをいただき、今後1年かけて、この研修案を実際の研修にまで練り上げていこうか・・・という気持ちが固まってきました。まずは1年間のスケジュールを立ててみたいと思っています。

また、多様なメンバに向けて、10分間という短時間でプレゼンを行う、というのは非常に良い経験でした。
プレゼン自体にもかなりの反省点があるのですが、何より、資料作成について改善せねば、と感じました。
思いが沢山ある中で、どうやって「コア」のメッセージだけに絞り込むか。そしてその「コア」のメッセージを、どうやって聞いてくださる方に正しく伝えられるような資料に落としこめるか・・・課題です。

HRCチームの研究会は午前中の開催で、午後からはT3チームの研究会でした。
T3チームの正式名称は、Think!Think!Think!です。

ペパチェさんが、今年度から立ち上げをされたチームで、その名のとおり、「診断士の思考力・文章力向上」を活動目的としています。

HRCと同じく、T3チームでも、研究会が月次開催されます。
この研究会では、その月のテーマに従って、ペパチェさんが講義を実施してくださったり、ペパチェさんのファシリテーションの下でチームディスカッションを行ったりします。

第一回目のテーマは「ロジカルシンキング」、第二回目(今日)のテーマは「よい議事録の作り方」でした。第三回目(来月)は「笑いのメソッドを作る」が予定されています。

このように、「おお、次はそれがくるんですか!」という意外性がありつつも、次の日から仕事で活かすことのできるような身近なテーマが毎回選定されています。
8月以降はどんなテーマなのでしょうか・・・楽しみです!

今日のT3研究会には22名の方が参加されていました。
議事録という身近なものであっても、22名のディスカッション結果を集結すると、まだまだ「より良い議事録」にするためのアイディアが絞りだされるものですね。
個人的には、議事録の作成者が自由裁量で書く、「所見欄」のアイディアがとても印象に残りました。
多くの場合、議事録を作成するのは、若い年次の方になります。この所見欄については、そのような若い年次の方が、自分の視点で会議の感想を書く、というような使用方法例が説明されていました。
確かに、こういう使い方ならば、議事録に人間味と温かみが増して、みんながもっと興味を持って議事録を読む、というような効果が得られるかもしれませんね。

沢山の方のアイディアを聞ける、という意味では、来月の「笑いのメソッドを作る」をとても楽しみしています。T3は、メンバの年齢層が幅広いので、笑いメソッド(ネタ)の分布度合いも、標準偏差が大き目かと^^
ココロの準備をして臨みます。

posted by hana at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 中小企業診断士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

デザインと向き合う

今日は、パワーポイントのテンプレートを作成しました。
今後、所属している中小企業診断士関連の研究会や、参加する研修やセミナーで、プレゼンを行う機会も増えそうです。「どうせプレゼン資料を作るなら、自分のテンプレートで作ってみようか」、と思い立ったのでした。

最近、「デザイン」に対する自分の姿勢が変わってきています。

今までの私にとって、「デザイン」とは、「報われない片思いの相手であり、憧れつつも避けてしまう存在」でした。
仕事においても、「デザイン」には悩まされます。ワード、エクセル、パワーポイントなどで、とても美しく、かつ、見やすい図表を作成される方がいらっしゃいますよね?
私も、以前は、なんとかスバラシイ図表を作成しようとトライしていました。しかし、次第に、「時間をかけても、私には満足のいく図表は描けない。私が図表作成に時間をかけるのはムダだ」と、感じるようになってしまいました。
最近では、自分で図表を作成する場合には、「凝らないで、とにかく短時間で終わらせよう」 と、割りり切っています。

そんな私に、「デザインと向き合おうか」と思わせてくれたのは、トム・ピーターズでした。
トム・ピーターズは、その著作である「サラリーマン大逆襲作戦:3部作シリーズ」で、繰り返し「デザイン」の重要性について説いています。
例えば、3部作の1冊目である『ブランド人になれ』では、トム・ピーターズはこう書いています。
『私は、あなたがピカソになれるとは思っていない(私は絶対になれない)。
しかし、誰でも、デザインを「気にかける」ぐらいのことはできるだろう。世間はいつも、あなたというブランドをデザインで判断しているという事実を、素直に受け入れるぐらいのことはできるだろう。』

こんなトム・ピーターズの言葉を読んでから、「デザインのことを気にかけてみようか・・・」 と徐々に思い始めました。
でも、それは 「キレイな図表を描く努力をしよう」 という気持ちとは少し違います。もっとマクロ的な視点で、 「デザインの持つ力を評価し、もっと積極的に利用してみようか」 というような気持ちです。

まず、デザインとは、「カッコよく、キレイに見せるためのもの」ではなく、「伝える力を補強するもの・倍増させるもの」、と捉え直しました。
例えば、キレイ、カッコいい、だけではなく、インパクトを与えるということも、デザインの仕事のひとつとして考えられます。
トム・ピーターズのプレゼン資料は、彼のウェブサイトでダウンロードできますが、ものすごいインパクトです。特大フォントで、色キチガイ^^ でも、彼のメッセージは、この色キチガイのデザインによって、読む者にダイレクトに伝ってきます。

つまり、私の考え、私自身を伝えるために、デザインの力を利用したい、と考えたのです。積極的に、デザインの力を利用するために、今後は次のようなことを心がけたいと思っています。

行わないこと 今後、心がけたいこと

資料の図表を作成する段階になって、時間をかけて、良い配色や良いデザインを考えようとする。

日ごろから、他の人の資料を見るときに、自分にも応用できそうな、「伝える力」のあるデザインはないか、アンテナを立てておく。
アンテナにひっかかったデザインは、「デザインメモ」に書きためておく。

自分で全てをデザインしようとする。

デザインを投資として考える。
デザインを、時間×コスト(金額)×品質で考えたら、コストは意外に小さくてすむのかもしれない。
ネットから素材を買う、プロに依頼するなど、積極的にトライする。
同時に「デザイン」の相場感覚も磨く。


・・・と、こんな流れで、パワーポイントのテンプレートも自分のオリジナル版を作成することにしました。
個人の活動
で使用するパワーポイントなので、「セルフ・イメージを伝えられる」「覚えてもらえる」デザインにしようと思いました。
女性である、ということは、ビジネスにおいては、好むと好まざるとにかかわらず、特徴になります。それならば、女性らしさ=華やかさをイメージとして取り入れてみよう。でも、ビジネスシーンで利用するので、文字を書くエリアについては、あくまで読みやすさを重視しなくては・・・「華やかだけど、お仕事重視!」というイメージにしたいと考えました。

そこで「華やかなイメージ」として思い浮かんだのが、私の名刺の裏面デザインでした。私の名刺は、先日このブログでも紹介しましたが、名刺ハウスさんに作成いただいています。(名刺ハウスさんについてのブログ記事はこちらです)

ものは相談、ということで、名刺ハウスさんに、「名刺の裏面イメージを使用してパワーポイントを作成いただけないでしょうか?」とお願いしてみました。すると、残念ながら、パワーポイント作成は行えない、ということだったのですが、なんと! 「画像などはお送りすることができますので、サイズなどもお知らせ頂ければメールでお送りいたします」、とおっしゃってくださったのでした。すばらしい顧客サービスです。

こうして、素材は入手できたものの、実際にテンプレートを自分で作成するとなると、やはりセンスが必要になります。 
最初は苦戦しました。
あまりにも、自分で作成するものがダメダメなので、名刺ハウスさん以外にも、パワーポイントテンプレートを作成してくれる業者を探してみました。
実際に、コストが折り合いそうな業者に連絡もしたのですが、1回やり取りをした後に、連絡が途絶えてしまいました。(ただ商品を売買するだけではない、コミュニケーションが伴うようなネットビジネスって、こういうことは割とあると思います。だからこそ、名刺ハウスさんのような会社は、素晴らしいと思いました。)

結局、自分で作成することになってしまったのですが、はたと、「一から作ろうとするから大変なのであって、「お手本」を探せばいいのだ!」 ということに、思い至りました。

今まで、デザインという観点から、パワーポイントを見たことは、ほとんどありませんでした。
そこで、改めて、色々なパワーポイントを、デザインの観点から見直し、気に入ったデザインをいくつか選び出しました。そして、それらのデザインが、どのようなパーツで構成されているか確認しました。
例えば、絶妙なグラデーションは、透過性の異なる2つ図形を組み合わせて作成すればいい、といったことがわかってきました。こうして、いくつかのテクニックを利用して、なんとか自分のオリジナルパワーポイントテンプレートが作成できました。

ppt_template_1.png ppt_template_2.png  

やはり日本人です。センスがなくても、分析・取り入れ・応用は得意です・・・

このテンプレートが実際にカッコいいかどうか・・・これは、重要だけど、重要でない、と思っています。
伝えたいセルフ・イメージを考えたこと、イメージをデザインするためのプロセスを自分なりに考えて形にしたこと・・・こういった、デザインと向き合う経験を初めてしたことが、私にとっては、最も重要なのだと感じます。

posted by hana at 04:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 中小企業診断士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする